『Hulu』の料金、おすすめなタイプの方とデメリットを総まとめ!

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増えすぎて今から契約しようと思うと迷ってしまう動画配信サービス。今回は注目度の高い海外ドラマの日本先行配信や日テレ系TV番組との連動コンテンツが多く、かつ「コスパが良い!」との評価も多い老舗VOD『Hulu』について紹介します。メリットだけではなくデメリットもきちんと確認して、VODを選ぶようにしてみてください。

『Hulu(フールー)』の概要とメリット

動画配信サービス『Hulu』とは

Hulu(フールー)は2011年からサービスを開始している、国内では古参の動画配信サービスの一つ。

元々はアメリカのウォルトディズニーダイレクトトゥコンシューマー&インターナショナル (Walt Disney DirecttoConsumer & International) というウォルト・ディズニー・カンパニー傘下で展開されているサービスでしたが、2014年も日本テレビ傘下のHJホールディングス株式会社に買収されました。このため現在は日テレ系動画配信サービスという色が強くなっており、テレビドラマのスピンオフ・バラエティ放送後の芸人反省会などのコンテンツも多く配信されています。

最近はTVを見ていてもよく「~の続きはHuluで」「このあとHuluで~を配信」という言葉を見ることも多いですね。日テレ傘下とはなっていますが、元々アメリカ企業傘下だった関係からか、HuluはアメリカのTVドラマ配信にも非常に強いことが特徴。映画よりもドラマが好き、国内バラエティ番組が好きな方はHulu派率が高いかもしれません。

配信動画数60000本以上
利用料金月額1,026円(税込み)の1プランのみ
別途課金コンテンツ(PPV)無し
無料お試しあり(14日間)
画質SD/HD/フルHD
視聴可能なデバイスHulu対応TV、非対応TV+接続機器(PS3/PS4/WiiU/ブルーレイレコーダー/Fire TV Stickなどのメディアストリーミング端末)、インターネットに接続できるパソコン/スマホ/タブレット類
同時視聴可能台数1台
オフライン再生
(ダウンロード)
可能
(一部不可能もあり)
支払方法クレジットカード、iTunes Store 決済、3キャリア支払い、LINE PAY、Yahoo! ウォレット、 Amazonアプリ内決済、Hulu チケットなど多数
解約WEBサイト上で即座に解約手続きが可能

『Hulu』が人気の理由5つ

月額料金が安く、追加料金なし

Huluの利用料金は月額1,026円(税込)

データ通信料や端末などはもちろん自前とはなりますが、利用料金はそれ以外に一切かかりません。定額料金式の動画配信サービス(SVOD)でも一部の先行配信や人気の高いコンテンツは追加課金が必要というサイトもありますが、Huluはそれがありません税込みで1,026円(※iTunes Store決済の場合には1,050円)支払うとHulu内で配信されているすべてのコンテンツを制限なく見ることができます。

増え続ける動画配信サービスの一覧なんかを見ると、月額が税込み1,026円というお値段は「コスパ最強」と言えるほど安くは感じません。dアニメストアは440円ですし、Amazonのprime videoは税込み500円・税込み550円のdTVなどなど月額500円程度と非常に低料金の動画配信サービスもありますよね。

それでもHuluが「コスパ最強VOD」と紹介されることが多いのは、dTV・auビデオパス・Amazon(prime video)など500円程度の動画配信サービスは見放題作品 + 追加料金がかかるペイパービュー(PPV)コンテンツの2つが混在しているものが大半であるため。HuluはPPVコンテンツが一切ないため、新作であろうと限定コンテンツであろうとストレスを感じることなく好きなだけ動画が楽しめるのです。

見放題作品しか絶対見ないという方はさておき、月額税込1,026円で見られる動画の量と質を考えるとHuluは圧倒的にコストパフォーマンスが良い動画配信サービスという結論に行きつくのです。

海外ドラマが豊富で字幕も優秀

配信動画から見たHuluの特徴と言えるのは、とにかく海外TVドラマシリーズ(※主にアメリカ)に強いということ。私的な話にはなりますが、筆者がHuluを知ったのも“ウォーキング・デッド”をファーストシーズンから延々見たいと思ったのがきっかけでした。最近で言えば“ゲーム・オブ・スローンズ”もHulu先行・独占配信だったはずです。

シーズンが長く続いている海外ドラマをすべてレンタルして見ようと思うと、1本100円のセールでも数千円~一万円を超える出費に。たまたま見たい映画があって1本レンタルするのとは桁違いの金額になりますよね。対して月額税込1,026円でHuluを契約しておけば、料金を気にせずに休みの日にお家のテレビでずっと海外TVドラマを見続けることも出来てしまいます。

Hulu先行・独占配信される海外ドラマシリーズも多く、かつHuluは限定動画に対しての課金が一切発生しない=先行配信動画でもなんでも月額さえ払っていれば全て見放題という点は大きなメリットです。ポピュラーなタイトルは網羅されていますし、HBOなどと共同制作されたHuluオリジナルコンテンツもあります。海外ドラマが好き・視聴内容は海外ドラマ主体でなるべく料金は押さえたい、という場合はほぼHulu一強と言っても良いかもしれません。

また、Huluは字幕機能も優秀で切り替えが簡単・英語字幕が搭載されています。特に海外ドラマでは英語(日本語字幕)・吹き替え・英語字幕の3つが設定できるものがほとんど。マイナーなタイトルまでは調べていませんが、メジャーな海外ドラマはほとんどが英語字幕に対応しています。英語を勉強中の方には嬉しい機能ですね。

国内ドラマやアニメも比較的豊富

2014年にアメリカ企業から日本テレビ傘下となったHulu。その関係から日テレ系番組の見逃し配信が非常に充実しており、過去放送された“日曜ドラマ”シリーズも沢山配信されています。また、バラエティやお笑い番組にも強く“エンタの神様”や“有吉の壁”とその限定コンテンツ、“1×8いこうよ!”などのご当地番組も結構ありますね。Huluで見るとCMが入らないのも嬉しいポイント。

もちろん日テレ系ドラマやTV番組だけではなく、TBS・NHK・WOWOWとも連携しているそうで他局のコンテンツも視聴することが出来ます。日テレ系が多いものの、この記事を書いている時点ではテレビ東京系の“孤独のグルメ”や“きのう何食べた?”なども配信されています。

家族そろってTVを見たい時にも

Huluで配信されている動画は幅が広いです。日テレ系ですから“アンパンマンチャンネル”や映画版アンパンマンもありますし、ミッフィーやミニオンズなど小さいお子さん向けのキッズコンテンツも用意されています。かと思いきや“笑点”や“8時だョ!全員集合”など年齢層が高めでも楽しめるお笑いがあったり、パンダや猫などの癒し系動物番組もあったり。

Huluではアダルトビデオ(AV)類の配信は一切行われていないこともあって、家族全体でHuluのサービスを使用したい・家族仲良くTVを見たいという方に最適なように感じます。アダルト作品がないうえに12歳未満向けにキッズ作品のみ表示のアクセス制限を与える「キッズプロフィール」機能も用意されているので、共働きでお子さんが一人でTVを見る機会があるご家庭でも安心ですね。

fulu限定配信やリアルタイム・チャンネルも

日本テレビ系の“あなたの番です”や“今日から俺は”などのドラマについてはHuluで配信されているだけではなく、地上波未公開シーンやHuluオリジナルの番外編・スピンオフなども配信されています。バラエティ系でも未公開シーン公開や芸人反省会などがTV放映終了直後から配信されることもあります。日テレ傘下であるHuluだから出来ること、と言えるかもしれません。

また、地上波で放映された番組の関連コンテンツだけではなく、Huluオリジナル作品のドラマやドキュメンタリーなども配信されています。配信開始時に話題となったバカリズムが原作・脚本・主演を務めたコメディ“架空OL日記”や、水原希子の世界一周企画“ブラを捨て旅に出よう”などが代表的ですね。そのほか記事作成現在はBTSやAlexandrosのライブも配信されています。

ちなみにリアルタイムチャンネルはそれぞれのチャンネルから、テレビのように決まった時間に動画が配信される仕組み。Huluでは日テレNEWS24をはじめ、CNSニュースやBBCワールドニュース・FOXチャンネル・ナショナルジオグラフィック・MTVなどが用意されています。もちろんこれらも追加料金なしで全て見られますよ。

フルHD画質・多くのデバイスで再生可能

フルHD(1080p)に対応しており月額料金のわりに画質がかなり良いこともHuluが評価されているポイントの一つ。NetflixのプレミアプランやPrime Videoの一部は「4K対応」が売りになっているのでHDと言われてもピンと来ないかもしれませんが、だいたいブルーレイと同じくらいの画質なので十分にきれいな部類です。

私たちが普段見ている地上波TV番組は基本的にHD画質(720p)で、SD画質はアナログ放送程度の画質(480p)でDVD画質とも呼ばれています。TSUTAYA TVやdアニメストアなどはHDもしくはSD画質の動画が主ですし、Netflixも最も低価格なベーシックプランはSD画質のみ対応となっています。

こうして見ると月額税込1,026円のHuluは低コストでフルHDが視聴できるサービスと言えそうです。Huluではメディアストリーミング端末としての機能を持つものを接続すれば普通のTVでも動画を見ることが可能なことを考えると、ブルーレイレベルの画質という安定感はTVや大きめのティスプレイでも動画を見たいという方には嬉しいですね。ポピュラーな動画配信サービスの1つであるためか「Hulu対応」のテレビも販売されています。

ちなみにリリース後数年は「動画を見るデバイスによっては使いにくい」という声もあったHuluですが、2017年にリニューアルが行われデバイスごとに使用しやすいUIが割り振られました。スマホでの字幕切り替えなども非常にわかりやすく、個人的な意見で言うとYoutubeよりも圧倒的に使いやすいです。親切設計かつ縦持ちにも対応しているので、操作性が悪くイライラする心配はないでしょう。

『Hulu』のデメリットと契約・解約方法

『Hulu』のデメリット

1.複数端末での視聴が出来ない

個人的にHulu最大のデメリットだと思っているのは、同時視聴可能台数が1台なこと。例えば居間のテレビでHuluのコンテンツを見ている場合、家族の誰かが自室からスマホで別の番組を見たりは出来ません。一人暮らしの方であれば全く気にならない部分ですが、各々が別々のコンテンツを見たいというご家族であれば非常に不便でしょう。契約を考えている方は自分もしくは家族でどういった使い方をしたいのかを考えてからにすることをお勧めします。

2.最新映画の配信は遅い

日本初上陸の海外ドラマ独占先行配信が得意なHuluですが、映画(洋画)の方は強くありません。タイトル数自体は少ないわけではないのですが、映画の配給終了からHuluでの配信開始までは若干時差があります新作映画の配信はU-NEXTの方が早いことが多いので、映画派はU-NEXT・海外ドラマ派はHuluと紹介されることもあります。

3.アジア系ドラマは少ない

海外ドラマの配信に強い!と言われているHuluですが、世界中の海外ドラマを網羅しているわけではなく強いのは基本的にアメリカのTVドラマです。BBCのドラマやドキュメンタリーもかなりの数が配信されていますが、韓流ドラマや中国ドラマなどアジアカテゴリーはあまり強くありません。数が全くないという訳ではないのですが、ポピュラーなタイトルはあまり無いんじゃないかなと。韓流ドラマが好き、という方は配信コンテンツを見て別の動画配信サービスと比較してみることをお勧めします。

『Hulu』無料トライアル・解約方法

無料トライアルの始め方

Huluでは二週間の無料トライアル期間が設けられています。
動画配信サービスを使うのが初めての方も、どんな風に動画が見られるのか気になる方も、連休のタイミングで契約して2週間フル活用しようという方も(笑)、初めて利用する場合はどなたでも無料でHuluのコンテンツを制限なく見ることが出来ます。

無料トライアルの始め方は

  1. Hulu公式サイトにアクセス
  2. 各所に表示される緑色の「無料トライアルを開始」をクリック
  3. アカウント登録フォームの必須箇所を入力
  4. フォーム下部にある「無料トライアルを開始」をクリック
  5. 認証メールが届くのでURLをクリック
  6. 認証完了でトライアル期間スタート
注意点

Huluにはプリペイドカード式の「Huluチケット」という支払いシステムがあり、そちらを使用すると期間終了後に自動で解約状態になる=解約を忘れてダラダラ請求が来るという事態を防ぐことも可能。しかし無料トライアルの申し込み時にHuluチェットのコードを入れてしまうと無料トライアルの対象外として扱われるため注意が必要。二週間分の料金を無料にしたい場合は月額料金の引き落とし先を設定しなくてはいけません。公式サイトでも

Huluチケットのみの登録では、無料トライアルは適用されません。 無料トライアルを適用するには、Huluチケットと併用できる決済方法で新規登録をする必要があります。その後、アカウントページからHuluチケットを追加登録してください。

引用元:Huluヘルプページ

かつ本契約となった際にHuluチケット払いに切り替えても、他決済方法にクレジットカードなどの情報が残っている場合はHuluチケット残高が無くなるとそちらから引き落とされます続けるかを毎月判断したいという方であれば、決済方法を切り替える際に他の情報は残さないようにしましょう。

解約方法

Huluの解約はインターネット上で行えます。手順は

  1. Hulu公式サイトにアクセス
  2. マイページにログイン
  3. 画面下の方にある「契約を解除する」をクリック
  4. 引き留め画面の下部にある「契約の解除を続ける」を選ぶ
  5. 契約を解除しますか? 画面でさらに「契約を解除する」をクリック

他のサイトもそうですが「解約」を何度もクリック(タップ)させられるのが紛らわしいですが、Webサイト上で完全に解約作業が完了するのは良いですね。

『Hulu』についてのまとめ

ここまで長々と紹介させていただいたHuluの特徴をまとめると

  • 月額1,026円(税込み)追加料金なし
  • 全フルHD対応/配信動画数を考えると低コストVOD
  • 海外ドラマに強い
  • 洋画や韓流ドラマは弱い
  • キッズコンテンツが多めで健全
  • 同アカウントで複数同時視聴は出来ない

海外ドラマが豊富なことを除くと、オールジャンル、広く浅い感じの動画ラインナップと言えるかもしれません。かつてはアニメが弱いと言われていましたが、日テレ系で放送されているアニメの見逃し配信もありますし、現在はアニメコンテンツが強化されています。

小さいお子さんがいる家庭であったり、話題になったドラマや映画を見たいという方にHuluは適しているように感じます。逆に最新の映画を見たい・コアな作品が好きという方の場合は品揃えに満足できない可能性もありそうです、また、Huluはアダルトの配信が一切ないという点もメリット捉える人・デメリットと捉える人両方がいるところではあります。

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