放置RPG『偽りのアリス 』は目の保養程度? ゲームシステムとレビュー評価は?

RPG/カードバトル

際どいイラストが話題になったスマホ向け放置系RPG『偽りのアリス 』。童話キャラクターの“失敗作”である美少女を育成しながらストーリーを進めていく、オートバトル式のダークファンタジーゲームです。個性的な美少女キャラクターが特徴的なアプリですが、それ以外の魅力・ゲームシステムやアプリ評価などを紹介します。

『偽りのアリス 』とは

アプリ概要

『偽りのアリス-放置世界と未熟な少女-』は2019年10月3日より正式配信が開始された、ちょっぴりダークなストーリーと美少女化された誰もが知っている童話のキャラクターが売りの放置系育成RPGゲーム。略してイツアリとも呼ばれています。

制作・配信元は数多くのゲームコンテンツやアニメーションの制作を手掛ける株式会社ビジュアルアーツ (内のソーシャルゲーム制作ブランドteam Aeca)。『AngelBeats!』や『CLANNAD』などを手掛けている会社さんです。さすがビジュアルアーツさんと言いたくなるような、目を引く美麗なキャラクターイラストで『偽りのアリス』に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。

公式サイトでも胸のアップ画像が使われていたりと『偽りのアリス』のキャラクターイラストは、結構際どい仕上がりになっています。完璧狙ってきてる感があります(笑)。イラストが過激過ぎる、と指摘されリリースが延期になった経緯もあります。ちなみにapp storeでは【年齢17+】になっており現在公開されているものもかなり色気が強い…予定されていたのはどれだけだったのか。

また、ビジュアルアーツさんというと正統派・王道系のストーリーやキャラクター設定が多い印象ですが、この『偽りのアリス』は設定がダークでキャラクターの美少女たちもディープな仕上がりになっています。リリースが延期されたけしからんイラストと言い、新たな方向性を開拓しようとした感じでしょうか。ちなみに、タイトルは『偽りのアリス-放置世界と未熟な少女-』となっていますが、アリス以外のキャラクターもたくさん登場しています。

世界観とストーリー

そこは失敗作達の『屑箱』

物語は完成に至るまで、多くの失敗作が生まれる。

――中略――

ソコは、失敗作が捨てられ閉じ込められる概念世界。
意思を持ったソレは、自分達を『失敗作』だとは認めず、アルターと名乗った。
アルターたちの本能は、必ずひとつの事を訴えかけた。
『自分が本物になる』こと――
アルターは本物へと辿り着くため、『別の自分』を破壊し、争い続ける…

引用元:偽りのアリス公式サイト

『偽りのアリス』の世界では、私たちが知る童話の主人公が出来上がるまでに生まれた沢山の失敗作が意思を持って存在しています。チュートリアル開始時にプレイヤーは「破壊者アリス」「狩人アリス」「狩人アリス」という3人のアリスの失敗作(アルター)を選択させられますし。同じアリスであっても沢山の失敗バージョンが存在している、という感じですね。

アリス以外にも白雪姫やヘンゼルとグレーテル・女性化した浦島太郎など、有名童話の失敗作(アルター)が登場しています。彼女たちアルターの目的は「自分のアルター」を殺すこと。そうすることで失敗作ではなく「本物」として返り咲けるという考えの元、お互いを抹殺することに夢中になっています。『偽りのアリス』は主人公になれなかった’’失敗作’’たちが自分のために戦い足掻くという、ちょっと歪んで残酷なダークファンタジーとなっています。

『偽りのアリス』の特徴と魅力

ゲームのプレイ方法・機能

『偽りのアリス』はチュートリアル開始時「破壊者アリス」「狩人アリス」「狩人アリス」という3人のアリスのアルターのいずれかを選択し、選んだアリスに沿ってストーリーが進んでいきます(他のアリスのストーリーも読めます)。

ゲーム内でプレイヤーが行うことは大まかに

  • ストーリークエスト
  • キャラクター強化・育成
  • 他プレーヤーとの交流
    (チャットやバトルなど)
  • 放置しておく

の4つ。放置は意識的に行うものでもありませんし、他プレイヤーとのバトルも必須ではないので…最低限やるのはストーリーを進める&ボスを倒せるようにキャラやアイテムを強化することくらいとなっています。

放置も可能なオートバトル

ストーリークエストを進めていくとバトルが勃発。と言ってもオートバトルシステムなのでプレイヤーはほぼ見ているだけです。プレイヤーが行うのは雑魚バトルを続けて経験値や戦利品を稼ぐか、次のストーリーへと進むためにに「ボスバトル」に進むかくらいなもの。延々見ていても暇なので、多分「ボスバトル」をタップするために画面を開くような感じかと。

放置ゲームにカテゴライズされているように、プレイヤーがゲームをしていないときでもこのオートバトルは行われ続けているものとして扱われます。『偽りのアリス』は失敗作(アルター)達が日々殺し合いをしているという世界観なので、アプリを閉じている間もアリスたちは次々に襲われて返り討ちにしているわけです(笑)

この放置していてもオートバトルが進行している、という特性から『偽りのアリス』はゲームに多くの時間を割けない方でもプレイしやすくなっています。他のゲームのライフ回復を待つ間、などスキマ時間にプレイしている方も。そのほか放置時間に強化素材などを回収してくれる「探索」モードもあります。

アイテム消費で高速化も

オートバトルシステムの関係もあり『偽りのアリス』はプレイ(バトル)すればするほど経験値やお金が手に入るゲームではありません。バトルはアプリを立ち上げていてもいなくても一定のペースで進んでいきます。

そのため専用のアイテムを使用することで「高速戦闘」を行う、という機能がつけられています。これはアイテム消費によって2時間分、5時間分、10時間分の戦闘を即座に終わらせる⇒瞬時に経験値とドロップ品を手に入れられるというシステム。急いでレベルを上げたい、早くストーリーの続きが見たい、という時に活用してみてください。

ゲームっぽいのは育成要素

良くも悪くもバトルはオートで、キャラクターを動かしたりスキルを選んだりする必要性のない『偽りのアリス』。ではプレイヤーが行う“ゲーム”らしい要素は何かといえば、所有するキャラクターの強化・育成部分になってきます。

強化項目は

  • 装備+装備アイテム強化
  • キャラクター育成
  • キャラクター覚醒
  • アビリティ強化

の4つ。装備品はキャラクター一人につき8個まで装備可能となっており、それぞれ強化することもできます。呼び名は違えどRPG系ゲームの大体に実装されている機能ですから、特に説明はしません。特徴は戦略要素を売りにしているRPGゲームよりはシンプルで簡単、迷わずガツガツとキャラを強化できること。カスタマイズ性の高いゲームを求めるプレイヤーにとっては淡白すぎるところですが、面倒くさいのが嫌・あまりゲームをしないという方には取っつきやすいでしょう。

蠱惑的なキャラクター達

画像元:公式サイトキャラクター紹介

冒頭の方で紹介した3人のアリス以外にも『偽りのアリス』には美少女・美女キャラクターがたくさん登場します。おそらくビジュアルアーツさんも最も気合を入れたところかと思いますが、何と言っても絵が美しすぎる。美少女ゲームにカテゴライズされていますしリリースが遅れる原因ともなった露出多めのセクシーな装いですが、この絵の雰囲気が好きと言う女性も結構いるはず。

イラストだけではなく、彼女たちは’’失敗作’’として登場するため、性格が私たちの知る童話と比べるとちょっとばかり歪です。ヒロインにあるまじき残酷さや冷酷さの際立った性格であったり、臆病すぎてチャンスを逃したり…。ヘンゼルとグレーテルは互いに憎しみ合っているという壮絶な(?)設定で、自分と同じアルターを殺すのが目的の世界でも、それを無視して兄弟殺しに行こうとしている始末。

逆に悪役失格な慈愛の心を持つハートの女王、薄幸間ゼロで威勢が良いのマッチ売りの少女など、人間的には悪くないんだけどねというキャラクターも。それぞれ本筋から外れているだけに個性的でインパクトが強いです個人的には関西弁マッチ売りの少女“エマ”が好き。悲しくマッチを灯したりせず、自力で路上販売からチェーン店化に辿り着き某TV番組に出ていそう。

各キャラクターは強化することで独自の「ストーリー」が解放されます。放置ゲームの中ではストーリー部分に力が入れられている部類なので、どんな秘密が明らかになるか気になりますよね。

『偽りのアリス』のレビューと個人的評価

アプリのレビュー・評価

リリース当初はかなりの注目作として扱われていた『偽りのアリス』ですが、この記事を書いている現時点の評価は

  • App Store:星5つ中3.8(評価件数632件)。
  • Google Play:星5つ中3.3(評価件数1,008件)。

となっています。かつ、中間の評価は少なく、★1と★5と数か月の間にアプリ評価・レビューはかなり割れた模様。いろいろな声がありますが、多い声としては

【良い評価】

  • 独特の世界観とストーリー
  • 1日1回の無料ガチャ
  • 無課金でもそれなりに楽しめる
  • 時間がない人でも遊びやすい
  • イラストとボイスが高品質

【悪い評価】

  • 課金しないと育成の限界がある
  • 放置ゲーなのにプレイに時間がかかる
  • 放置上限が約24時間しかない
  • プレイヤーが少ない
    (アリーナやクランに入りにくい)

個人的な『偽りのアリス』の評価

基本的に無課金プレイヤーな筆者から見た場合、サブゲームとして一人でこっそり楽しむのであれば良いゲームだと思います。世界観が人を選ぶダークファンタジー系であること、Live2D未対応でキャラクターの動きが少ない点は好き嫌いが分かれるかも。

『偽りのアリス』で最も大きなマイナス評価は課金無課金による差が大きいという点(どのゲームでも慈善事業者ないので大抵そうですが)。課金額に応じたVIP制度などがあり課金勢が優遇される一方、無課金であればレベル上げに時間がかかりすぎる・キャラクターを最高ランクまで育成できないなどの声もあります。アリーナやクランバトルなどプレイヤー同士の交流を楽しみたい方の場合は、ガッツリ課金しないと仲間についていけないという難点もあります。

なので無課金&微課金で楽しみたい場合はちょっとキツい一面もあるゲーム。ですが好みに合えばストーリーやキャラクターデザインは素晴らしいので、一日一回アプリを立ち上げて少しずつ進めていく楽しみは十分にあります。評価が著しく分かれるのも、このあたりの考え方の違いによるものと思われます。

一部の方に重課金ゲームと呼ばれているせいでインストールを躊躇う方もいるようですが、まったりと気長に楽しむならば決して悪いゲームではありません。目の保養だけではなく、ストーリーが結構心にきたり、物事の見方を変えると面白いなと気づかされます。

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