ポイントサイトを使っていると、困るのが交換先。手数料が高かったり、そもそもポイント交換サイト以外の交換先がない…なんて事もありますよね。そこで、ポイ活とは切っても切れない(?)ポイント交換サイトについても紹介記事を書いてみようと思います。
第一弾として、老舗ポイント交換サイトのPeXと、会員数1,000万人以上のサイトである.money(ドットマネー)を比較してみました。提携先だけではなく、ポイントの有効期限や手数料にも違いがありますよ。
ポイント交換サイト【PeX】と【.money】について
【PeX】とは
PeXは株式会社VOYAGE MARKETINGによって運営されている、ポイント交換サイトです。株式会社VOYAGE MARKETINGは「ECナビ」や「コトバンク」などの運営元でもあり、有名Webサービスを多く手掛けている大手インターネット企業。
また、PeXはサービス開始も2007年からと早く、ポイント交換サイトの先駆けとも言える存在。大手企業運営×運用歴の長さから、提携先・ポイント交換先が非常に多いことが特徴です。主要なポイントサイトともほとんど提携されているので「いろんなポイントサイトのポイントをまとめたい!」という方にも良いですね。
ちなみに、同じVOYAGE MARKETING運営サービスのECナビ、リサーチパネルからのポイント交換は、PeXポイント一択です。PeXを使って現金化やギフカ・マイルなどに変更してね、というスタンスなので、ECナビ/リサーチパネルを使用している方は否応なしに利用することになるサービスと言えます。
運営会社 | 株式会社VOYAGE MARKETING(VOYAGE MARKETING, inc) |
設立 | 2007年1月 |
レート | 基本は10Pexポイント=1円(1ポイント=0.1円相当) |
Pexポイントに交換可能なポイント数 | 100種類以上 |
ポイント交換先 | ギフト券 電子マネー 大手ポイント 現金交換(銀行振込) マイレージ 仮想通貨 商品交換 募金 |
交換手数料 | 無料~ 4000P(400円相当) |
ポイント有効期限 | 最後のログインもしくは交換から12ヶ月 |
最低換金額 | dポイント:100Pexポイント→10ポイント |
独自のポイント獲得コンテンツ | ミニゲーム チラシチェック ニュースチェック ポイント投資 ポイント定期預金 |
利用可能な年齢 | 日本に住んでいる6歳以上の男女 (※16歳未満は保護者の同意が必要) |
スマホアプリ | あり |
【.money】とは
.moneyはロゴ表記に則ると「.money by Ameba」、公式サイト内の表記は「ドットマネー by Ameba」。その名前の通り、ブログサービス「Ameba」インターネットテレビ局の「AbemaTV」などを手掛けている、株式会社サイバーエージェントによって運営されているポイント交換サイトです。
PeXなど老舗のポイント交換サイトと比べると、サービス開始は2015年からと比較的新しめ。しかし、ドットマネーも運営元の信用性はバッチリですし、1000万以上の口座が開設されているなどの報道もあり、利用者数もかなり多いと推測できます。
ドットマネー最大のメリットは「交換手数料が一切かからない」という点。また「.moneyモール」というポイント(ドットマネー)を貯めるためのサービスもあり、ポイント交換サイトかつ総合型ポイントサイトのような感覚で利用できます。その反面、ポイント有効期限がシビアだったり、交換先が少ないなどのデメリットもあります。
運営会社 | 株式会社サイバーエージェント(CyberAgent, Inc.) |
設立 | 2015年6月 |
レート | 基本は1マネー=1円(1ポイント=1円相当) |
ドットマネーに交換可能なポイント数 | 約80種類 |
ポイント交換先 | ギフト券 電子マネー 大手ポイント 現金交換(銀行振込) 仮想通貨 |
交換手数料 | 無料 |
ポイント有効期限 | 貯めたタイミングから、6ヶ月後の月末まで |
最低換金額 | 概ね300マネー→300円~ (※キャンペーン時には1マネー→1円もあり) |
独自のポイント獲得コンテンツ | アメブロへの広告掲載 アメブロフォロー ゲーム クイズ スクラッチ 文字入力 アンケート モニター 商品購入/ショッピング サービス申し込み ほか多数 |
利用可能な年齢 | 満18歳未満の方は保護者の同意が必要 |
スマホアプリ | あり |
【PeX】と【.money】の違いを比較
交換手数料に違いはある?
【PeX】
PeXの交換手数料は、交換先によって変わります。
Amazonギフト券やGoogle Playギフトコード、dポイント、マイレージ系ではANA,JALなど交換手数料が無料の交換先もありますが、半数以上は交換手数料がかかると思っておきましょう。手数料はお安いもので500P(50円分)、楽天ポイントへの交換になら4000P(400円相当)と、かなりお高いです。
現金化(銀行振込)の場合の手数料は下記のようになっています。
ちなみに交換レートはすべて5,000ポイント→500円で共通。
- 楽天銀行→PeXポイント 500P
- ゆうちょ銀行→PeXポイント 500P
- みずほ銀行→PeXポイント 500P
- 住信SBIネット銀行→PeXポイント 500P
- PayPay銀行→PeXポイント 1000P
- その他の銀行→PeXポイント 2000P
手数料無料で交換できる銀行はなく、最安は楽天銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、住信SBIネット銀行の4つで500ポイント(50円相当)。PayPay銀行の場合は1000ポイント(100円相当)となっています。
5つ以外の銀行の場合は、2000ポイント=200円相当の手数料が必要となります。500円分のポイントを交換するのに200円かかってしまう、700円分のポイントが必要になるのは、ちょっと残念ですね。このため、銀行振込を行う場合は「ガッツリ貯めて、一気に振り込む」というタイプの方の方が向いているでしょう。
ちなみに、「ECナビの広告を利用すると、Pexからの交換手数料が1回分実質無料になる」というキャンペーンがよく実施されているので、実際はそこまで交換手数料負担が多いわけではありません。だたし、このキャンペーンのECナビの広告利用では“ECナビを経由して特定のショップで買い物をする”は含まれないため、毎回利用したい広告があるかは微妙。
【.money】
交換先によって細かく交換手数料が定められているPexに対して、.money(ドットマネー)は「交換手数料無料」がウリのサービスになっています。
現金化(銀行振込)の場合も、交換手数料が一切かからない…というのはポイントサイトやポイント交換サイトの中でもかなりレアなサービスなのではないでしょうか。
ドットマネーから銀行振り込みの場合、最低交換額は下記のようになっています。
- 三菱UFJ銀行→1,000マネー
- みずほ銀行→1,000マネー
- 三井住友銀行→1,000マネー
- ゆうちょ銀行→1,000マネー
- 楽天銀行→1,000マネー
- その他の銀行→2,000マネー
いくつかの銀行は1000マネー、それ以外も2000マネーと現金化の最低交換可能額としては以上に高いわけでは有りません。ポイントをまとめて現金化したい!という方にとっては、悪くないでしょう。
交換先の種類は?
【PeX】
Pexの特徴・メリットされてきたのが、提携先・ポイント交換先の多さ。
しかし、近年は他のポイント交換サイトも交換先の充実を図っていますし、PexではApp Store & iTunesギフトの交換が打ち切られるなどの減少も見られます。銀行振り込みには手数料がかかってしまうので、「ポイントを課金に回したい」というiOs系のユーザーさんには不向きですね。
交換先で特徴的なのは商品にダイレクトに交換できる・ポイントを募金する事が出来るという点。現金化やアマギフ交換などでお好きなものを買う方のほうが多いと思いますが……欲しい物が相場より安く交換できたらラッキーかも知れません。
個人的には1ポイントから募金できるシステムが良いなと思っています。例えば、コンビニの募金箱感覚で、端数だけ募金に回すなど、少額でも気軽に募金できるのはお互いに良いのではないかなと。
【.money】
.money(ドットマネー)のポイント交換先は約30種類と少なめ。
交換ページ“マネーをつかう”も、Pexのようにカテゴリー分けされておらず、かなりシンプルな構成となっています。
とはいえ、人気のある交換先は一通りカバーされていると思います。
全国の銀行振込に対応し、アマギフ、GooglePlay、App Store & iTunesギフト、Vプリカ、楽天ポイントなど自分の好きな商品に使えるギフトコードや電子マネー系も主要なものは大体交換可能です。銀行振込も交換手数料が無料なので「ドットマネーに交換したけれど、使えない」という心配はないでしょう。
ポイント有効期限はある?
ポイント交換サイト選びで重視される項目の1つが、ポイントの有効期限。
【PeX】
PeXのポイント有効期限は、最終ログイン日から1年後。
つまり、1年に1回ログインさえすれば、実質無期限でポイント失効なし、というわけです。
色々なポイントサイトのポイントを貯めておいて、ポイント増量や手数料無料などのキャンペーンでまとめて交換したい!という方にはとてもありがたいサービスですね。
【.money】
.money(ドットマネー)のポイント有効期限は、ポイント交換日から6ヶ月後の月末まで。
ドットマネーモール内で獲得した場合は翌月月末のものもあります。
【ドットマネーのポイント期限】
- ドットマネー by Amebaのポイント交換→6ヶ月後月末
- ドットマネーモール/広告サービス利用→6ヶ月後月末
- ドットマネーモール/ショッピング→6ヶ月後月末
- ドットマネーモール/かんたんお仕事→6ヶ月後月末
- ドットマネーモール/デイリースクラッチ→翌月月末
- ドットマネーモール/アプリで貯める→翌月月末
- ドットマネーモール/アメブロで貯める→翌月月末
しかも、ポイントは延長が一切なしというかなりシビアな設定。
例えばポイントサイトAから2000ポイントを交換して、2ヶ月後にポイントサイトBから1500ポイントを交換したとします。一般的なポイントサイトやポイント交換サイトであれば、期限があっても“最終獲得日”で有効期限が延長されますよね。
しかし、ドットマネーの場合は延長されません。
Amazonギフト券など1マネー=1円よりもお得なレートで交換できたとしても、余った数ポイントは使い道がないまま有効期限を迎えて失効してしまうケースが多いです。自分は何度か失効させてしまって、微妙な気分を味わいました。
ただし、PayPalの場合は1マネー→1円分から交換可能、というキャンペーンが開催されていることもあります(※平常時は300マネーから交換)。PayPalユーザーの場合は、きっちり使い切りやすい可能性もありそうですね。
ドットマネー失効対策
ドットマネーで端数ポイント(マネー)の失効を極力防ぐためには、ログインやポイント獲得によってポイント有効期限が延長されるポイントサイトとの併用がおすすめです。ちょっと面倒ですが、ドットマネーの有効期限が近づいてきた時に300~500ポイントをドットマネーに交換→ドットマネーからAmazonギフト券などに変換、という方法で期限が迫っているポイント(マネー)を使い切る形です。
特にポイントエニタイムはログインだけでポイント期限が延長され、常時300ポイントからドットマネーに交換可能。なので、自分はドットマネー対策としてほぼポイントエニタイムを使っています。
【PeX】と【.money】の特徴・違いまとめ
ポイント交換できるサイトから考える
当サイトでもおすすめであり、大手ポイントサイトでもあるモッピー、ちょびリッチ、ハピタスはPeX・ドットマネー両方に対応しています。その他に大手ポイントサイトとしてはポイントタウン、げん玉、アメフリ、ポイントインカム、GetMoney!、ワラウなども両方のポイントサイトに交換可能ですね。
【PeX】
PeX最大の特徴はECナビ、リサーチパネルを使用していれば必ずアカウントが必要になるという点。PeX以外に交換できませんしね。PeXポイントへの交換はできて.money(ドットマネー)への交換はできないポイントサイトとしては、ポイント獲得ナビがユーザー数が多いところではないでしょうか。
また、ドットマネーとの大きな違いは、ポイントサイト以外からの交換に強いところ。マクロミル、infoQ、キューモニター、ショッパーズアイ、とくモニなどモニター・アンケートサイト系ではPeXポイントに交換可能なサイトが多くなっています。忍者ツールズポイントからの交換も可能なので、忍者ツールズを使用している・ブログを書いているという方にも良いかもしれませんね。
↓PeXに交換可能なサービスはこちらで確認できます
https://pex.jp/associate_services/list/associate_service_all
【.money】
.money(ドットマネー)が提携しているポイントサイト数は40~50件。数だけで見ると結構多く感じますが、マイナーなポイントサイトや高評判とは言えないポイントサイトとの連携も多いように感じます。一覧で見ると提携先豊富に見えますが、見た目の数ほど恩恵があるかは正直微妙。
ただし、POINEKOなど新しくサービス開始されたポイントサイトとの連携にも意欲的な印象があります。新しいポイントサイトにはとりあえず登録してみる、という方であれば、ドットマネーに交換できるサイトも少なくなさそうなので便利かもしれません。ポイントエニタイムの交換先もドットマネーかGポイントの2択ですしね。
そのほかにPexには交換できないものとして“ベビカムポイント”からポイントを交換できるという点があります。妊活~子育て中の型で、ベビカムを使っている方にも良さそうです。大手アフィリエイトサイトではafbからの交換が可能なので、アフィリエイトブログをやられている方にも良いでしょう。
モニター・アンケートサイト系はぶっちゃけ弱いです。マクロミルからの合算などを考えている場合は、ドットマネーはあまり適さないかもしれません。
↓ドットマネーに交換可能なサービスはこちらで確認できます
https://d-money.jp/earn/exchange
交換先・交換方法で考える
大手ポイントサイトはけっこうPeX・ドットマネー両方に対応していることが多いですよね。合算させたいポイントサイトやアンケートサイトなどが両方に対応している場合は、ポイント交換先やどんなタイミングでポイントを交換していくかで決めると良いでしょう。
交換先はPeXの方が多いですが、需要のある交換先という意味ではどちらも大差ないと思います。PeXもドットマネーも全国の銀行振込、Amazonギフト券・WAON・nanaco・Tポイントなど汎用性の高い交換先に対応しています。Amazonギフト券などが若干お得に交換できるのも、どっちも同じようなものですね。
なので、重要になってくるのが、
- ログインさえすれば実質ポイント無期限、手数料がかかるPeX
- ポイント有効期限はあるが手数料無料のドットマネー
という部分です。
Amazonギフト券、Google Play ギフトコード、dポイントQUOカードPayに交換予定の場合
Amazonギフト券、Google Play ギフトコード、dポイント、QUOカードPayに交換予定の方であれば、断然PeXがおすすめです。なぜなら、この4つはPeXでも交換手数料が無料(※記事作成時)。ポイントの有効期限が切られているドットマネーを使う必要性を感じません。
特にAmazonは色々なものを買えますし、つかう方は頻繁に使いますよね。「口座登録面倒だし、アマギフでいいや」という場合であれば、個人的には断然PeX推奨です。
App Store & iTunes ギフトに交換したい場合
App Store & iTunesギフトへの交換がメインの場合は、ドットマネーはダイレクト交換可能・常に2%お得な設定(490マネー → 500円分)になっているのでおすすめ。PeXから銀行口座振り込みで自分でチュンカを買うよりも手間がかからず、お得です。
銀行振込みメインで考えている方
ポイント交換先として、銀行振込をメインで考えている方は悩みどころ。ECナビをよく利用している場合は、広告利用で1回手数料が無料になるのでPeXでも手数料の負担はさほど感じないでしょう。
反対に、あまりECナビ広告利用をせず、かつ手数料が50円で済む4銀行(楽天銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、住信SBIネット銀行)以外が希望の場合は交換手数料無料のドットマネーのほうがお得感がありますね。
あとはポイントの管理・有効期限の把握に自身がある、こまめにポイント交換をするかどうかです。延長されない有効期限を逃しそうであればPeX、管理が苦ではなくポイントサイトに貯ポイントがあるから大丈夫という方はドットマネーに分かれるところです。
自分は予め交換先と交換額を決める→ドットマネーに交換→即マネーを振込みという方法でやってます。基本ドットマネーの残高は常にほぼゼロ、アマギフ交換で浮いた端数がちょっと残っているという感じです。入れっぱなしにしておくと有効期限が怖いという方はぜひ。