ほっこり感動『忘れないで、おとなになっても。』は昭和世代じゃなくても神ゲー?!

アドベンチャーゲーム

ノスタルジックで癒されると人気の、株式会社GAGEXによる“心にしみる昭和シリーズ”。その最新作にして3D風キャラクターが登場する『忘れないで、おとなになっても。』がリリースされました。これまでの“心にしみる昭和シリーズ”とは異なって街を歩き回る、PRGっぽい作りにも注目ですよ!

『忘れないで、おとなになっても。』概要

アプリ概要

『忘れないで、おとなになっても。』は昭和チックな世界を舞台に、少年がひと夏の不思議な冒険をするというスマホ向けアドベンチャーゲームアプリ。エンディングまで無料でプレイでき、iOSとandroid両方に対応しています。

制作・配給元は株式会社GAGEXさん。昭和な世界観が話題となった『おでん屋 人情物語』や『思い出の食堂物語』など“心にしみる昭和シリーズ”を提供されている会社さんです。

株式会社GAGEXの“心にしみる昭和シリーズ”はタップで商品をお客さんに提供したり愚痴を消していったりなど、よく言えばシンプルなほのぼの系、人によっては単純作業の作業ゲーというプレイ方法でした。しかし、今回リリースされた『忘れないで、おとなになっても。』はちょっと別物。画面をタップして主人公を移動させて街を歩いたり、すれ違う人に話しかけるなど懐かしのRPG風な操作が行えるようになっています。

ノベルアドベンチャーと紹介されることもありますが、本のようにシナリオを読み進めるタイプではなく探索型です。3D(ボクセルアート)で作られた背景は“心にしみる昭和シリーズ”で人気だった雰囲気を残しつつ、昭和世代でなくとも、単純作業が苦手な方でも楽しめる仕上がりになっています。

追記:2020年3月30日、Google Play l Indie Games Festival トップ 20に選ばれました。

世界観とストーリー

『忘れないで、おとなになっても。』は“心にしみる昭和シリーズ”のシリーズ作というだけに、世界感は昭和レトロ駄菓子屋さんやタバコ屋さんが並ぶ…どことなく時間をゆっくりと感じられるような町並みが登場します。三丁目の夕日とかに近いのではないでしょうか。見ているだけでじんわり来る方もいらっしゃるはず。

ストーリーは赤いキャップの少年ミナトが、母と病気の妹と3人で加賀美町という場所を訪れるところからスタートします。母と離婚した父はその加賀美町にいることを知っていたミナトは病気の妹ミライと孤軍奮闘する母を助けたいと父を探しますが、見つけたのは父のお墓。

そして父から残された“七不思議ノート”というノートと地図。

父のノートを手掛かりにミナトが神社へと向かうと、そこには予期せぬ人物が。彼に家族を救うために33年前の世界へと渡り、運命を変えることを進められます。ミナトは過去へ行くことを決意し、一人で過去の世界へと旅立つ。過去へとタイムスリップした少年ミナトの、ひと夏の不思議な冒険が始まります。

『忘れないで、おとなになっても。』のプレイ方法・魅力

作りこまれた街並みとストーリー

『忘れないで、おとなになっても。』の魅力として外せないのが、ボクセルアートで描かれた立体感のある街並み。登場キャラクター達はLEGOっぽさがあり好き嫌いが分かれるかもしれませんが、町並みの描写は細かく緻密。ボクセルアート特有の凹凸感やセミ3D っぽさが昭和な世界観とマッチし、どこか懐かしさを醸し出しています。個人的な意見を挟むと、このグラフィックを眺めるだけでもインストールする価値はあります。

そして世界観はもちろんの事、アドベンチャーゲームの本質と言えるストーリー部分も第16章までとボリューム大。かつ、しっかりと作りこまれておりクオリティも相当高いです。ヘタな小説より感情移入してしまうのではないかなというレベル。全体として見れば心温まるハートフルストーリーと言えますが、途中途中切ない気分になったり、ほのぼのしたりと感情が振り回されます(笑)

プレイ方法も面白い

ミナトを動かし、謎を解いていこう

ボクセルアートで描かれた町並みが可愛らしいだけではなく、その町中を主人公ミナトを動かして探検できるという点も『忘れないで、おとなになっても。』の醍醐味操作は簡単で行きたい方向をタップもしくはフリックするだけです。感度もしっかりしているのでストレスなく探索出来ますよ。ミナトが過去へ旅立つ前の第一章ではチェーン店やコンビニがある現代風の町を、過去では昭和レトロな風景を歩き回ってストーリーを進めていきます。

町中に居る人や犬猫に話しかけることも出来きますし、タップして会話することで次に向かうべき場所についての情報を得られることもあります。会話やイベントをこなしてストーリーを進めることで“ナゾ”という項目が増えていき、登録されたメモが手掛かりになることも。アドベンチャーゲームには分類されますが、謎解きゲームやRPGと繋がる部分もありますね。

『忘れないで、おとなになっても。』はストーリーを進める(読ませる)ゲームであると同時に、懐かしのゲームの雰囲気も持つ作品。ストーリーもただ読み進めるだけではなく、時に選択肢が提示され、正しい選択肢を選べばないと先に進めないこともあります。いろいろな要素が詰まっているので何系ゲームプレイヤーでも楽しくプレイできるのではないでしょうか。

ちなみに、プレイ画面の下部には“セーブ”という項目がありますが、一応オートセーブ機能が付いています。無料スマホゲームにありがちな「セーブを忘れてやり直す羽目に…」というストレスがない点も嬉しいですね。念のためにゲームを終了するとき、確実にこの時点のデータを取っておきたいという時にセーブ機能を使うことをお勧めします。

町を調べてアイテムやコインをゲット

『忘れないで、おとなになっても。』の中には“図鑑”にコレクションされるアイテムと“コイン”が登場します。町の中をうねうねと歩いていると小さめ&黒背景の「調べる」というコマンドが表示されることがあり、そこをタップするとアイテムや“コイン”を入手(※アイテムは会話イベントで取得するものもあります)。なんとなくドラ●エなど家庭用ゲーム機向けRPGを彷彿とさせる仕組みですよね。

手に入れたアイテムは“図鑑”に登録されるので、コンプリート目指して探索してみても良いのでは?

また、ゲームは章ごとに区切られており、次の章に進むには“コイン”が必要になります。課金する(VIPモード)や動画広告の視聴でも次章は解放されますが、ストーリーを進めるためのコインは町の探索で手に入るり、時々複数形で見つかることもあります。無課金派の方は町中に隠れている“コイン”探しを頑張る、探索系が苦手な方でも動画を見れば進めるのでストレスは低いでしょう。ちなみにプレイ画面下にバナー広告が常駐していますが、VIPモードを購入するとアプリ内広告も消えます。

参考元:GAGEX公式サイト

『忘れないで、おとなになっても。』レビューと個人的評価

アプリストアの評価とレビュー

株式会社GAGEXさんの“心にしみる昭和シリーズ”の人気が高いこともあり、リリース前から取り上げられることが多かった『忘れないで、おとなになっても。』。その後Google Play l Indie Games Festival トップ 20に入ったこともあり、インストール数や評価数もソロプレイ用無料ゲームとしてはかなり多い部類です。この記事を書いている現時点の評価も

  • App Store:星5つ中4.8(評価件数5,796件)
  • Google Play:星5つ中4.5(評価件数1,321件)

と高評価が続出中。一瞬、星5を付けないと解放されない部分のあるゲームなのかなと疑うほどですがレビューの中身を確認しても『忘れないで、おとなになっても。』を大絶賛する声がほとんどです。中には「サクラかと疑っていたけれど、プレイしたら納得した」なんて声もありますよ。

【高評価の理由】

  • ストーリーが良い
    (アニメ化・映画化希望の声も)
  • ドット絵が進化したようなボクセルアートが良い
  • BGMもしっかりしていて癒される

個人的な評価と感想

神ゲーに認定したいくらいのクオリティです、本当。
ストーリー部分についてあまり書いてしまうとネタバレになってしまうので避けますが、最終章付近は電車や休憩室などでプレイしないことをお勧めしたい。涙もろい方は絶対に泣かされます。ゲームでは「うるっとくる」くらいが多い高菜おにぎりも泣きました。きれいにきちんとストーリーがまとまるのも個人的にはポイントが高い。

プレイしていて思ったのは幅広い年齢層に対応している凄さ。おそらく小中学生がやればほっこりゲームとして楽しめるでしょうし、40代~50代くらいになると郷愁を感じたり「うっ」と胸に迫る部分が出てくるのではないかと。その中間、若干昭和が残る風景の中で育った人間としては目新しさと懐かしさの両方を感じました。

とにかく『忘れないで、おとなになっても。』の魅力は風景とストーリー。そのストーリーは言えない(筆者はネタバレされると萎える人です)のがジレンマですが、9割越えの確立でプレイしても「時間と労力を返せ」とはならないはず。良ゲーではなく神ゲーとの声も多いので、気になった場合はとりあえずプレイすることをお勧めします。

タイトルとURLをコピーしました